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第3弾 掟破りの富士山登坂 富士・伊豆ツーリング

 駿河湾の桜海老を堪能し、伊豆半島へと突入する。西伊豆スカイラインは相変わらずの絶景で、なおかつ平日のガラ空き状態で快適な走りが楽しめた。海岸線の景色が素晴らしい仁科峠を越えて、松崎町では重要文化財の岩科学校を見学する。さらに断崖絶壁のルートを南下し、ついに伊豆半島の最南端である石廊崎へとたどり着いた。季節はもう冬になろうとしているのに、ここはまだポカポカの気温であった。さて、今度は伊豆半島を北上することになる。

 最南端の石廊崎を後にして、県道16号を東へと走る。R136へと合流する地点にコンビニがあったので、遅めの昼飯をと立ち寄る。本当は伊勢海老まつりに便乗して、豪華に伊勢海老ラーメンでも食べたかったが、いつもながらの貧乏ツーリングにつき、コンビニの海鮮弁当380円で耐え忍ぶことにした(^_^;)。下田に入ると交通量が増えたが、やはり平日につき地獄のような渋滞はなく、少々ペースが落ちた程度で市街地を抜けることが出来た。途中の道の駅・開国下田みなとでは、さすがペリー来航の地らしく黒船遊覧船サスケハナ号が着岸していた(写真左)。白浜まで来ると”尾ヶ崎ウイング”という展望台があったので立ち寄る(写真右)。ここからは伊豆七島まで見渡せ、コーヒー休憩にはもってこいの場所であった。

 快調にR135を北上すると、やがて河津町へとたどり着く。ここからは県道14号へと道を変えて湯ヶ島方面へと向かうことにする。いつしか道はR414へと合流し、河津のループ橋が見えてくる(写真左)。延長1064m、直径80m、高低差45mの二重ループ橋で、ほぼ真円につき制限速度の30Kmで走行すると、約2分間ハンドル操作なしで走る事が出来るらしい(バイクは無理)。ループ橋をわたる手前に河津七滝の入り口があるので、そちらへ寄り道してみる。七つの滝をすべて巡るには時間がなかったので、一番手前の大滝へ足を運ぶ。細い通路を沢のほうへ下っていくと、あたりにはいくつもの温泉への入り口があって、水着のお姉さんやら素っ裸のオッサンとすれ違い、ツーリングウエアの自分は場違いな感じ。しかし、最後には無事に大滝へとたどり着けた(^_^;)(写真右)。

 ループ橋を渡って、今度はダートの旧天城峠を走ってみることにする。路面はそれほど厳しくはないが、やはりCBでダート走行はやたらと気を使う。R414からの三又路で一旦舗装になるが、再び道幅の狭いダートへと戻る。やがて古ぼけた旧天城トンネルへとたどり着く(写真左)。見るからに怖そうな雰囲気だが、このままダートを引き返すのも大変なので、意を決して突入をする。真っ暗なトンネル内をCBのライトが照らす。中間地点も過ぎる頃、壁面に親子のような人影が!まさか、見てしまったか!心臓の鼓動は最高潮に達した。Uターンしてコケるぐらいならこのまま出口まで突っ切った方が良い。その人姿の横を通り過ぎる、その瞬間にそれがホンモノの人間ということが確認できた。死ぬほどビビッたためか、下りはハイペースで進んだのは言うまでもない(^_^;)。その後は無事に本日の宿・伊豆長岡の八景園へとたどり着いた(写真右)。

 この日の宿・ニュー八景園は普通の観光ホテルだが、屋上にある展望露天風呂からは富士山を眺めることが出来る。しかも、部屋を取らずにリラックスルームを利用すれば、平日3000円で展望風呂に入って宿泊できるのだ。もちろんホテル内の施設も利用できるので、なかなか快適である。夜は温泉街の夜景を見ながら、朝は富士山を眺めながら十分に展望露天風呂を堪能することが出来た。翌朝はR414⇒R136で三島まで北上する。三島からはR1を東へと走り、箱根の峠越えだ。箱根峠からは定番の芦ノ湖スカイラインへと道を変える(写真左)。この日は昨日と打って変わって祝日につき、観光客の車が心なしか多い気がする。それにしても雲ひとつない晴天に、尾根伝いに進むこのルートは芦ノ湖や富士山の眺めが格別である(写真右)。

 長尾峠から県道401号でR138へと抜ける。いつもは大渋滞の御殿場方面も、スイスイと流れていった。御殿場IC近くのマクドナルドで遅めの朝食を取り、R138を山中湖方面へ向けて走る。須走からはこの時期としては掟破りの”ふじあざみライン”(県道150号)へと突入することにする。陸上自衛隊富士学校の脇を通り、まっすぐに富士山へ向かって道は伸びる(写真左)。富士山の五合目まで行く道は富士スバルラインと富士スカイラインが有名だが、このふじあざみラインはマイナーなルートであろう。ほとんど交通量のない道を進むと、やがて九十九折れカーブの連続となり、ぐんぐん高度を上げていく。五合目に到着すると、富士山頂が間近見える(写真右)。ここでは山荘菊屋でコーヒーを注文して一休み。山荘の高村さん御夫妻に伺うと、今日が今年最後の営業日だそうだ。

 眼下に見える広大な景色を堪能したら、またふじあざみラインを下る。須走りからはR136唯一の難所である篭坂峠を越えて、山中湖へと抜ける。湖の東側に富士山を背景にバッチリ決まる撮影ポイントを見つけた(写真左)。汗ばむくらいに暖かい気温の中、山中湖からR413で山伏峠を越える。このルートは本当に久しぶりに走るが、いまだに信号も少なく流れはスムーズであった(写真右)。途中から県道76号に道を変えて、藤野へ抜ける。R20で上野原まで進み、県道522号⇒県道33号で東京都へと入り、日の出ICより圏央道で帰路に就く。今回は天気にも恵まれ、平日を挟んだということで、メジャーな観光地を走ったにもかかわらず、快適なツーリングが出来た。来年も機会があれば、またチャレンジしてみたいものだ。


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